YDTYDT (ヤマハダイアグノスティックツール)

YDT (ヤマハダイアグノスティックツール)

YDTとは?

YDTは、車両ECUに診断機を介してパソコンに接続し、エンジン警告灯 (チェックランプ) 点灯時等の、不具合ヶ所の詳細な診断が可能な、ヤマハバイク専用の検査ツールです。診断機の扱いは、国家二輪車整備資格はもちろんのこと、ヤマハ二輪車整備士認定制度<YTA:ヤマハテクニカルアカデミー>の資格を持つ整備士が作業をしますので、的確な診断・点検整備が行えます。


※ YDTは、一部の古い車両や、スクーターなどには対応していない場合があります。YDT総合検査をご希望の方はご連絡ください。

YDT総合診断

【診断1】

この項目では、車両ECUに記録された、全てのエラーコードが表示されます。この項目から、エンジンチェックランプ点灯時などの、車両異常を警告する重要なエラーコードや、エンスト・転倒などの車両状態には影響がない軽微なエラーコードなど、各センサーから送られてくる、さまざまな車両状態の異常値が記録されています。近年のバイクは厳しい排ガス規制もあり、ECUの制御が非常に精密であることから、ちょっとしたアフターパーツやマフラー交換などで、センサーが敏感に反応してしまい、基準値を超えてエラーコードを記録してしまう場合があります。ですから、車両状態を把握し、消去が可能なエラーなのか、車両の異常なのかどうかを診断していきます。

【診断2】

この項目で、車両に搭載されている各センサーの個別測定検査を行います。スロットルが全閉~全開まで、正常に動作しているかを確認する開度検査、電圧・吸気圧・各温度センサーの生の値、点火コイル・インジェクター・アイドル制御バルブ・各リレーの作動確認、ラジエーターファン・ABSの強制作動確認。車両に関するさまざまな部分を個別に詳細に検査していきます。

【診断3】

この項目は、実際にエンジンをかけて、車両が正常に制御されているかを総合検査します。この検査は、検査前に水温 (空冷エンジンは油温) を80℃以上に上げた暖機完了状態で測定します。暖機完了状態にする事で、センサーに一定の負荷を与え、より精密な測定をする検査となっています。この検査で異常がなければYDT検査は終了です。

【検査時間】

正常に検査が終了すれば、水温 (空冷は油温) を上げる作業も含めて、およそ30分位で終了します。もし、異常が見つかった場合でも、車両異常を示すエラーが、修理が必要なエラーコードなのか、軽微なエラーコードで、消去をしてしまって良いエラーコードなのかなど、十分に説明をいたしますので安心してください。

【総合検査料金】

当店のYDT総合検査の料金は 4,400円 (税込) です。例えば、中古で購入した・しばらく点検をしていなかったなど、車両状態に不安を持っている方や、現在の車両状態を把握したい方など、今後のメンテナンス方針を決める上でも重要なデータです。ぜひ一度、愛車の診断をお勧め致します。なお、この総合検査結果は、プリントアウトしてお渡しします。


※ YDT総合検査をご希望の方は、対応車種かどうかの確認及び、ご予約が必要な為、直接ご連絡いただくか<お問い合わせフォーム>にメールを送っていただければと思います。